11月12日に退院してから、初めての外来が11月30日。
この日は、摘出したリンパ節の検査結果を聞くとともに、今後の治療方針を教えていただく日でした。
リンパ節の検査結果
胃癌が出来場所が胃の上部だったため、その周りには沢山のリンパ節があるため、転移を防ぐためにリンパ節をごっそりと取ったということを、術後に言われていました。その数は38個だったそうです。38個のリンパ節をひとつづつ検査していただいた結果、1個のリンパ節に転移が見られたということを聞きました。
旦那さんはこの日まで、ドキドキしてすごしていましたが、絶対に大丈夫と自分に言い聞かせていました。それを聞いて撃沈の旦那さんでした。38個のうちたった1個ととらえるか、転移していたんだ……ととらえるかによって、気持ちは大きく変わってきます。マイナスに取ってしまうと、体の免疫力も低下するといわれていますが、やはり本人にとっては大問題ですよね。術前にすでにリンパ節に転移してたということは、もしかしたら癌細胞がリンパ液・血液にのって、全身のどこかに飛んでいるという懸念があります。まだ小さな癌細胞なので、まだどうなるかわかりませんが、再発のリスクは避けられなくなりました。このあとどうしたら再発のリスクを避けることが出来るのかということになってきます。
今後の治療方針
リンパ節に転移していたので、当然のことのように抗がん剤を使うことになりました。ただ術前のお話ではリンパに転移した癌細胞の数が多ければ点滴の抗がん剤。少なければ飲み薬で対応できると聞いていました。結果飲み薬での治療になりました。ということは、まだ楽観視できるということですよね。
使う抗がん剤はTS1という、10年ほど前に出来た抗がん剤だそうです。その前に使われていた抗がん剤は副作用も強く、そんなに効果がなかったそうですが、このTS1という抗がん剤は10%の人に効果があるといわれました。問題は10人中たった一人ととらえるかどうかです。旦那さんは予想通り10人に一人にしか効果が無いんだ……と思ったそうです。
10人に一人でも、その一人になれば100%だし、ドクターの言われる通りに治療していくしかないのでしょうね。という結論に達しましたが、ただ抗がん剤は効果が無くなる時が来るということを、何かで読んだ気がします。そうなった時にどうするかがまた問題になってきます。
抗がん剤TS1は、6週間が1クールで、4週間TS1を飲んで2週間休むというサイクルを1年続けるそうです。1年もです。気が遠くなりそうです。
私と息子は「お父さん、たった1個やから大丈夫!」と勇気づけますが本人はなかなかそうは思えないようで、ネットで調べたり、本を読んだりして、他の治療法が無いのかどうかなどを調べています。でもネットの情報はあまりうのみにしないで欲しいと思っています。10人10色で体質も生活環境もそれぞれ違います。その人にはダメだったかもわからないけれど、旦那さんには効果があるかもしれないのだから、明るく前向きに考えることによって効果が最大限にでるかもわからないんだから、悲しいネットの情報はあまり見ないで欲しいと思っています。
抗がん剤と癌と戦う生活
癌は体の温かいところには出来ないそうです。心臓に癌が出来ないのは、いつの沢山の血液があり暖かいからだそうです。また高熱を数日出すと、まれにがん細胞が死滅するということを読みました。免疫療法・温熱療法があるぐらいだから、体を冷やさないことが大切だと思っています。体を冷やすと免疫力が下がり、免疫力が下がるとがん細胞が活発化するといいます。活発になってもらっては困るので、体を冷やさない生活と抗酸化作用のある食品を食べるようにして、体の中から調える生活が大切だと思います。免疫力が下がるとNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の元気がなくなり、癌を抑制出来なくなるといわれています。免疫力を上げる生活を心掛けて行くのが、私たちに出来ることだと思っています。
免疫力を上げる方法
また順次に思いついたら書き足していきたいと思います。
コメント