抗がん剤を中止して生活のレベルが上がり、食欲不振も解消した旦那さんは、今度は食べすぎ?で腸閉塞を発症(-_-;)
胃全摘の後遺症
胃癌で胃を全摘した人が、一生を通じて気を付けなければならないことの一つに腸閉塞。これについては退院時に「一生自己管理ですよ」と主治医から注意を受けていました。胃を全摘すると食事がままならなく、食べる量もかなり少なくなるといいます。しかし旦那さんはありがたい事に、食べることへの意欲が手術前よりもありました。
それでも体重は減少していました。体重が減少することに恐怖のようなものを抱いていたように思います。体重がまた少なくなった!50キロを切りそうだなどと、毎日体重計に乗っては心配していました。
胃を全摘した人の後遺症は、人それぞれ。義父も50代後半で胃を全摘されました。でも旦那さんと違いほとんど食べられなかったようです。
食べられる分、早食いのようになっていたのかもしれませんね。よく噛んでといわれていたので、よく噛んでいるように思えるのですが、それでもやっぱりあまり噛めてなかったのかもしれません。胃を全摘すると一生を通じて、食べかたに気を付けていかなければなりません。
よく噛むということは、体にも脳にも良い刺激になるので、プラスに考えて、私も一緒によく噛むようにしていきたいと思います。
腸閉塞(イレウス)と病院に行くタイミング
胃を全摘した人に起こりやすい後遺症が腸閉塞(イレウス)です。腸閉塞はどのようなものかというと、腸が詰まってしまい食べ物・ガスなどが通らなくなる病気です。開腹手術をうけたひとは全員ではありませんが、腸の一部が癒着したりするために起こる病気です。術後あくる日からの歩行は、腸の癒着を防ぐために大変重要なことです。
旦那さんは手術後痛みをこらえてかなり一生懸命歩いていたと思うのですが、今回腸閉塞になってレントゲンで調べてみると、腸の一部が狭くなっていたそうです。
小腸というのはお腹の中で自由に動く臓器だそうです。それがたまたまお腹のどこかにくっついて、そこが腸閉塞の原因となったりするそうです。
腸閉塞を発症すると、お腹がかなり痛みます。横で見ていられないほどの苦しみです。あまり苦しそうなので「病院に電話する?」といいましたが、出来れば病院には行きたくないということだったので、様子を見ていると、今度は嘔吐が始まりました。そのタイミングで病院の救急に電話を入れました。自宅から病院まで約1時間。その間も車の中で2度戻し、休憩をしながら病院に行きました。
腸閉塞にならないようにするには
腸閉塞になる原因は、何が原因かはなかなか分からないそうです。
今回旦那さんが腸閉塞になったのは、12月半ばに抗がん剤を始めたことの副作用でベッドで寝込むことが多く、その上全身発疹が出たりして尚のこと散歩に出ることが少なかったことが原因かと思ったりします。
腸閉塞を防ぐには、良く動くこと。そして食べ物はよく噛むことだそうです。
癌で開腹手術をした人は、抗がん剤の副作用の気だるさなどが出ても、できるだけ体を動かさないと腸閉塞のリスクが高まると思うと、本当に大変だと思います。まして今は冬。今年の冬は極寒で、インフルエンザの流行もあるので、外に散歩に出るのも気が進みません。でも体は動かさないといけないんですね。
家の中でストレッチをしたり、家事を手伝ってもらったりも腸閉塞予防になるのではと思います。
女性が開腹手術をした際に、回復が早いのは、体がしんどくても退院したら少しづつでも家事をしなければならないから、男性よりも回復が早いといわれています。家事は地味な様で意外とよく動きますので、旦那さんにも極力手伝ってもらおうと思っています。
洗濯を干すという動作は、かがんだり伸びたりするので、腸を動かす為には最適化と思い、洗濯を干すことを主にしてもらっています。
今までは体の状態がわからないので、「こんなこと頼んでも大丈夫かしら?」と変に気を使っていましたが、この前受診した時に主治医の先生とお話しすると、体を動かすことは何も制げありません。腹筋をはじめとする筋トレもゴルフも良いということだったので、寒い間は家の中でこまめに動いてもらうことにしました。
腸閉塞の治療は?
腸閉塞の治療はひたすら絶食でした。比較的症状が軽く済んだ旦那さんは、お腹がすいて困ったようです。でも腸の動きがかなり悪かったので、結果として入院中の約1週間近く絶食で点滴のみの生活を過ごしていました。
今回の入院は10日間。初めは一週間といわれていたのですが、腸の動きがなかなか戻らなかったので10日間の入院になりました。毎日早く帰りたい、帰りたいと言っていました。もう二度と入院はしたくないといって、今はこまめに家の家事を手伝ってくれています。
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