梅こうじは麹と梅を合わせた健康食材の一つです。梅こうじには生梅を使って作る梅こうじと、梅干しと甘酒を合わせて作る梅こうじの2種類あります。
毎年梅仕事の時期になると梅干し作り・梅酒づくり・梅ジャムと梅仕事を楽しんでいます。今年は梅干し最強レシピという本に出会い、梅麹をしりました。
この記事では、「梅干し最強レシピ」で得た2種類の梅麹の知識と、わが家流の食べ方、そして新潟県魚沼の酒蔵、八海山で有名な「千年こうじや」の麹ぽん酢梅についてご紹介します。
完熟梅の梅こうじ
1年に1度しか収穫できない完熟梅は、収穫できる期間も6月中旬から7月中旬までと期間がかなり短いです。しかしこの時期ならではの完熟梅を使ってつくる梅こうじはフレッシュなぶんビタミンを沢山含んでいて栄養価が豊富です。また梅のビタミンは水溶性なので、麹の中に溶けだしますが、麹と一緒に食べることで体に沢山摂り入れることが出来ます。
完熟梅と言っても梅は梅。生梅は酸味があるので苦手な方も多いと思いますが、麹と合わさることによって甘酸っぱく食べやすくなります。私もご多分に漏れず梅の酸味が苦手ですが、梅麹の酸味はとってもさわやかで食べやすく、夏の暑さに負けないように毎日梅麹を食べています。
完熟梅の梅こうじの作り方
完熟梅の梅麹は米麴と完熟梅を使って、炊飯器で甘酒を作るのと同じように簡単に作ることが出来ます。ただ8時間保温状態にしておかなくてはいけないので、朝食後にすぐに仕掛けたり、朝食がパン食のご家庭では夜に仕込んでおくのもお勧めです。
※乾燥麹で作るときは水分多めの約260cc
作り方
1
梅はしっかりと洗い、竹串などでヘタを取る。
2 ヘタをとった梅と米麴・そしてお湯を炊飯器に入れてひと混ぜする。
3 炊飯器のふたは開けたままでふきんをかけて保温モードで約8時間。
4
途中で何度かかき混ぜる。
5
黄色味を帯びて甘酸っぱくなったら出来上がり。
6 出来上がった梅麹は種を取り除き瓶などに詰めて冷蔵庫で保存して、約1週間で食べるようにする。
※長期保存したいときは、冷凍すると約3か月保存できる。
製氷皿に入れて凍らせ、ジプロックなどで保存すると、使いやすくって便利です。
※梅麹の食べる量の目安は、1日にコップ半分程度です。
梅こうじの炭酸割
完熟梅は梅雨時なので、蒸し暑く体もとってもだるい時期です。わが家では梅麹を約小さじ2を炭酸で割って飲んでいます。甘酒の甘さは独特の甘みで苦手ですが、梅麹は梅の酸味が加わっているので、とっても爽やかに飲むことが出来ます。
梅干しを使った梅こうじ
梅干しを使った梅麹は、甘酒と梅干しを合わせたものです。最近では市販の甘酒も売っているので、市販品を使えばさらに手軽に作ることが出来ますが、やはり一から甘酒から作る梅こうじがシンプルで美味しくできるように感じます。また完熟梅を使った梅こうじは季節限定で、1年のうち6月から7月の約1か月だけしか作れませんが、梅干しを使えば1年中作ることが出来ます。
甘酒と梅干しを合わせた梅麹は梅干しのうま味成分もあり、お料理に使うこともできます。
梅干しを使った梅こうじ使い方
梅干しを使って作る梅こうじは、夏なら冷奴にトッピングしたり、冬なら青菜の和え物に使ったり、和え物・ドレッシングなど、いろいろなお料理に使うことが出来るので、毎日の食生活に食べる麹として健康的な食卓に取り入れることができます。
梅ポン酢
梅麹を知る前に、麹を食べて健康に良いという事で知った調味料があります。日本酒の八海山の米麴を使って作られた千年こうじやさんの梅ポン酢です。こちらの梅ポン酢も麹のクセを感じることなく、とっても美味しくいただくくことができました。
購入した時に試食したのが、こちらのリーフレットにのっている、冷奴にお醤油の代わりに梅ポン酢をかけて食べる食べ方です。購入後家でも来客時にお出ししたらとっても喜ばれました。
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