退院して、初めてのわが家での食事は、鯛の塩焼きでお祝い!お祝いといえばお赤飯を作りますが、お餅はNGと聞いていたので、お赤飯は突いてないしいいんじゃない?と思ったのですが、やっぱりもち米で作るので、今回はやめることにしました。でも外せないのは鯛の塩焼きです。
お祝いの食卓のメニュー
上のお写真が退院の日のお祝い膳です。膳とつけるには貧相なお祝いのお膳ですが、胃癌全摘の手術をしてからの初めての食事を作るとなると、いろいろと頭をよぎることがあり、結局普段食べてるものに鯛の塩焼を付けた形になりました。
メニュー 鯛の塩焼き・豚バラのビール煮込み・カボチャの甘煮・具沢山味噌汁
具沢山味噌汁には大根・人参・里芋・揚げが入っています。里芋は病院で食べた時にすごく美味しく感じられたようなので使いました。
料理を作る時に気を付けた事
・鯛の塩焼きの塩は、減塩のために控えめにしました。その代わりにカボスをたっぷりと絞って食べてもらいました。カボスには疲労回復効果・美肌効果・アンチエイジング・風邪予防・感染症の予防効果等があり、免疫力を上げるといわれているので、私は癌に良いのではと考えてます。毎日の食事の度にカボスを絞って食べてもらいたいと思っています。
・具沢山味噌汁を作るときは、しっかりと噛まないといけないので、揚げはできるだけ細かく、そして里芋はしっかりと柔らかくなるまで下茹でしてから、もう一度煮込んでみました。
・豚バラのビール煮込みはおまけです。大根と一緒に柔らかく煮込んだので、もし足りない時のと1個だけつけてみたら、美味しいといって食べてくれました。
初日からこれだけ食べてもらえれば、これからの食生活安心して続けられるかな~なんてちょっと安心。
豚バラのビール煮込みのレシピ
豚バラと大根のビール煮込みのレシピ
材料
豚バラブロック 1本
大根 6センチ
にんにく 1片
ビール 1本
塩・黒コショウ 適量
醤油 大1作り方
1 大根を2センチの輪切りにしてから半月切りにする。
2 1を米のとぎ汁で茹でる。
3 豚バラブロックに塩・黒コショウをしっかりとして
しばらく置いてからフライパンにすりおろしにんにくと一緒に入れて
こんがりと焼く。
4 圧手の鍋に3と大根を入れ、ビールを1本入れる。
5 材料がひたひたになるぐらいの量の水を入れる。
はじめは強火で、煮立ってきたら弱火にしてアクを取りながら
豚バラが柔らかくなるまでコトコトと煮て出来上がり。
つれづれ日記わが家のごはんより
胃癌全摘手術後の食事の注意点
胃癌で全摘手術をしてからの食事は、何でも食べられますがやっぱりと注意することはたくさんあります。本人も作り手も不便なことがありますが、やっぱり食べる本人が一番不便さを感じていますが、今のところ再び食べられるようになった事に喜びを感じています。サポートする作り手は、食事って美味しいな~楽しいなと感じられるようなメニューと雰囲気作りが大切だと思っています。食べることって毎日のことですから、日によっては虫の居所が悪く雰囲気が悪くなったりすることもあると思いますが、これからは家族の強い気持ちで乗り越えていきたいと思っています。
作り手の注意点
・ 胃の無い体に慣れるまで、できるだけ大根などのお野菜は柔らかく煮込み、食物繊維が多いものは避けるようにする。柔らかくても噛みにくいものも、できるだけ細かく切るようにする。
・塩分が濃いと体に悪いの出来るだけ減塩に。
・減塩を物足りなく感じないように、かぼす・柚子・すだちなどを使って風味を足す。わが家の場合はカボスを使ってきます。
・一緒に食べるときは、胃を全摘した人がゆっくりと食べれるように会話を楽しむ等。
胃を全摘した人の注意点
・ダンピングを起こさないように、ゆくりとよく噛むこと。
・食べた気がせず、いつもお腹が空いているような、空いていないような変な感覚だと言っているので、頭の中で何をどれぐらい食べているのかを考えながら食べるといいと思います。
・食べた後はすぐに横になると具合が悪くなるので、最低30分は横にならない。
・お行儀が悪いかもわかりませんが、どうしても早く食べてしまいそうになる人は、いわゆるながら食べとかが良いとどこかのサイトに書いてありました。
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