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がんと診断された時、私は何をしてあげられる?頭に浮かんだことは……

胃全摘後闘病日記
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私は何をしてあげられる?

旦那さんが癌の告知を受けた時、真っ白になった頭の中に浮かんだことは、「医者でもない私はいったい何をしてあげられるの?」と頭の中にうかびびました。胃がんということなので食べることはどうすればいいの?
画像を見たとたんに「癌だ!」と思えるほどの胃の状態でした。ヘマクリットの値が下がっているので、当然出血もしていました。
こんな状態の胃の中に入る食べ物は、どんなものを作ったらいいの?
実際に家族が出来ることは、癌と告知されて心が動転している本人の心を支えることと、食べることをちゃんとすることだけしか頭に浮かびません。私が出来ることはこの2つだから、まずは胃に負担にならない食事内容を考えることと思いました。

癌と宣告された後の心を支える家族の難しさ

癌を宣告されると本人が一番ですが、家族も谷底に突き落とされたような感覚になります。全員がみんなそうだとは思いませんが少なくとも私たち夫婦は頭の中が真っ白、そして目の前が真っ暗になってしまいました。でもその直後は意外と冷静に受け止められたのですが、あとからジワジワときます。旦那さんは「死」という文字がだんだんと大きくなっていくようでした。でも「胃は全摘したら大丈夫」(もちろんステージにもよると思いますが)なんていう話を聞いてからは、生きる欲のようなものがフツフツと湧き上がってきて、今度は自分で病院探しを始めました。
でももちろん毎日は分単位で不安定で、目を離すことはできませんでした。病院探しも一人で行くといってきかなかったので、息子と2人で尾行したりしました。結局は見失ってしまいましたけど……
生きる気持ちになってほしいと思っていろいろ言ったりすると、反対に怒らせてしまったり…… もちろん頑張っている人に頑張れとは言っていませんが、本人にとってはそのように聞こえたのかもしれませんね。そんなことから横にいて「ふんふん、そうやね……」等々と、聞いてあげること、そして気持ちに寄り添うことが一番大切なのだと思いました。告知から3週間。忙しい3週間であっという間でしたが、本当にしんどい3週間でした。
私自身下を向くと涙が溢れてしまい、下を向かず上ばかりを見ていたように思います。ちょうど娘家族が止まりに来てくれていたので、10か月の孫の世話で忙しかったことが夫婦共に気を紛らせられてよかったと思います。夫婦2人だけだと本当に空気が重い2週間だったでしょう。改めて子どもたちに感謝です。

胃全摘の手術前の食事

旦那さんの癌は胃の上部、食道のすぐ下にできています。一般的に胃の上部にできた胃がんは、胃を全摘するそうです。胃の中ほどにできた場合は1/3とか2/3の切除ですむらしいのですが旦那さんは全摘でした。胃が無くなるって大変なことですよね。食べたものが食道からすぐに腸に直接いってしまうんですものね。食物を貯めておく部分の胃が無くなるってすごいことです。手術は食道と十二指腸の間に小腸を切り取った部分をつなげるそうです。体が慣れるのにも時間がかかりますね。
胃がんが出来ているので、今までとは同じ食事は避けたほうが良いのか心配になってドクターに聞くと、手術前の食事は基本的には何を食べてもいいということでした。ただし刺激物はやめるようにということでした。でも自然に食べたらダメなものは食べれなくなっています。主人の大好物のお寿司には大量のわさびと醤油をつけていた主人ですが、醤油を少量つける程度で満足していました。調べてみると、手術前に食べられる範囲で好きなものを食べておくと、手術後のリハビリ的な食事が耐えられるということだったので、手術前は大好きなお寿司・焼肉(少量)などを食べてもらっていました。もちろん野菜一杯と一緒に。

胃全摘の手術後の食事

胃全摘語の食事は、今は手術前なので予想でしかありませんが、病院の計画書をみるかぎり、術後3日目のお昼ご飯から3分粥から始まり、退院の日にはご飯が食べられるそうです。細かく切ったりしてよく噛めるような形状にはしないといけないようですが食べるものはそこそこ食べられるのかな?なんて思っています。でも胃が無くなるわけですから今までのように一度に沢山というわけにはいかず、今までは朝・昼・夜の3回の食事でしたが、4~5回に分けて食べないとダメなようです。私的には午前10時と午後3時のおやつの時間に食事を持って来ればよいのかなというイメージでとらえています。入院・手術と終わってから食事指導もあるようなので、その時にまた詳しく書きたいと思います。

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