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夜中のこわいダンピングと間食

胃全摘後闘病日記
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胃がんで胃を全摘してから1年と3か月。その間低血糖に悩まされてきた旦那さんが、先日夜中に低血糖状態に陥り家の廊下で足に力が入らなくなり気が付いた時には気を失って倒れてました。

家の中でも全く気が付かなかった家族

旦那さんが夜中に数分ですが、廊下で気を失って倒れていたということを聞いたのが、あくる日の朝でした。
わが家はマンションなので、廊下の隣には部屋があり倒れた音に気がつかないのがおかしいぐらいの距離なのですが、その日は私も息子も家にいましたが、全く気が付きませんでした。

私はパートの仕事が、お正月からほぼ休みがなく疲れてしまって爆睡!息子も仕事の疲れで爆睡!いくら爆睡していても気が付かないのがおかしいのですが、実際に起こった話です。

このことから、家の中でこんなことが起こっても気が付かないのがあり得るということに気が付きました。

冬にも関わらず、幸い数分だったので大事に至らなかったのが不幸中の幸いでした。マンションなので暖かいという環境も良かったのだと思います。

気を失って倒れた原因

胃を全摘した入院当初から、低血糖の状態にあった旦那さん。それは退院してもなかなか改善されず、主治医からは夜中に低血糖の状態になるので気を付けるようにということを言われていました。

その日はたまたま低血糖予防の飴を部屋に持っていくのを忘れたと言っていました。いつもなら早くに済ませる入浴も、お酒を飲んでいたこともあり遅めの入浴になってしまい、その日は大雪で、足のふくらはぎに力が入らないのは冷えの影響かとお風呂に行ったそうです。

入浴をすませたあと、やはりふくらはぎに力が入らず、着替えもそこそこにベッドに行こうとした矢先に廊下で倒れてドアで頭を打って倒れて気を失ったそうです。

そもそもこのような状態で入浴するという行為自体が危険なのに、本当に大事に至らなくって良かったと思います。
いつもの夜中の低血糖状態の上に、お酒を飲んでいて水分不足になった上に入浴という怖いことをしたみたいでした。

あくる日に「足に力が入らなくなって倒れた」とだけ聞いた私は、インターネットで調べてみると「足に力が入らなくなるのは、脳梗塞の前兆」という怖い記事を見て、主治医に電話をして受診をするように勧め、京都府立病院に受診に行きました。

主治医の診断結果

脳梗塞の前兆かダンピングかわからずに、とりあえず主治医を受信した結果、その症状はダンピングです!ということでした。

「前から夜中に低血糖になることは注意していたのだから、もういいかげんに覚えてください!」とお叱りを受けたそうです。
私は先生の気持ちが痛いほどよくわかります。
なかなか食べるものにしても、言うことを聞いてくれないんですよね(笑)

血液検査の結果は、低血糖はもちろんのこと、鉄分がかなり不足していてフラフラしていてもおかしくないといわれました


栄養状態が悪い理由

胃を全摘すると栄養を吸収するのは腸だけなので、どうしても十分な量の栄養を吸収できないそうです。そこでおやつも栄養のあるものをと最初はしていたのですが、旦那さんは好きなお菓子ばかりを食べて、せっかくの食事が少ししか食べられない状態が続いていました。

胃を全摘したにもかかわらず、おかげさまで今は食欲も戻り、お腹がすいてばかりで、お腹がすくと一時も待てないらしくお菓子に走るという生活でした。もう少し待ってくれればご飯の時間なのにと、私は私でジレンマ。パートを始めたので、今までのように思うような時間に食事が作れないのが目下の悩みです。

栄養状態を改善するための間食

旦那さんの間食は、おかき、チョコレート、お饅頭、バナナなどです。バナナは栄養がありますが、その他のものはほぼ栄養はありません。チョコレートはたくさん食べすぎると高血糖になり、すぐそのあとに血糖値の乱効果で低血糖状態になるので食べ過ぎはあまりよくありません。

でもチョコレートが大好きな旦那さんは一度食べだすと大袋をほぼ食べてしまうほど。もう少し体の事を考えて食べてほしいものです。

間食といえばお菓子が頭によぎりますが、栄養を食べるための補食と考えると、サンドイッチ・おにぎり・果物・ヨーグルト・チーズなどがベストだと思います。

チーズは冷蔵庫に常備していますが、なかなか気がすすまないようです。ワインが飲みたくなるみたい(笑)
ヨーグルトはプレーンを用意しているので、器に盛りつけてジャムをトッピングするという作業が億劫。朝食は私が準備できるのでよく食べていますが、自分でするとなると・・・
これから間食用のヨーグルトは、ジャムが入ったものを用意したいと思ます。
おにぎりは大好きだったのですが詰まるそうで、胃を全摘してからは食べれなくなりました。

主治医を受信した際に、私がいつも言ってるのと同じように「ヨーグルト・チーズ」などもいいですよと言われたそうです。主治医に言われれば、面倒でもきっと食べてくれると期待しています(笑)
無理かな~

旦那さんのための間食

ホームべーカリーで食パンを焼くときに、トマトジュースを水に変わりに使ったトマト食パンのサンドイッチ
間食 サンドイッチ

サルサソースをトッピングしたホットドッグ
最近はウインナーがその時によっては詰まるみたいで、ホットドッグは食べにくいようです。
間食 ホットドッグ

ロールパンサンドとヨーグルトと苺のスムージー。
朝食にもなります。
間食 ロールパンサンド・ヨーグルト

退院した当初は、ピンポン玉くらいのおにぎりを食べることができたのですが、最近はどうも詰まるようになってきたみたいです。
胃を全摘後、腸のある部分が狭くなっていると聞いているので、その影響のようです。

コメント

  1. 部矢 香世子 より:

    すごく 良い奥様が そばにおられて ご主人さま ほんとうに お幸せだと
    おもい 闘病日記を 拝読したところです

    実は昨日  主人(73歳) 胃全摘手術 受けました

    まさかのまさか 胃カメラ検査のあとも 自分が ガンだとは 夢にもおもわず
    私も 主人の様子から まさか!!!ガンとは おもってませんでした・

    前から食べることが なによりのたのしみ お酒。タバコも 毎日の生活の末に ステージ3の胃癌の宣告受け
    それでも 手術の日まで 食欲もりもりで 体重も増え
    前日まで  ほんとに がん かな~~~と 二人して 不思議な感じで 手術に向かい
    主治医から 手術 成功の連絡いただき ほっとして 寝床につき 久しぶりに 朝まで
    寝れました 

    いろいろ これからの心配もいっぱいありますが
    こんなに 丁寧なブログを 拝見して
    私も 無理しないで 頑張って サポートしようと!! 思いました。

    いずこも おなじで 男のひとは ほんとに ききわけが 子供以下のところがあって
    あの手 この手を 使って 乗り切っていこうと 今 おもってます。

    コロナ渦で 面会があまりできないなか  17日には ドキドキで 会う予定です。

    気落ちしてないことを期待しつつ 少しおしゃれして 面会にのぞみたいな~~

    いろいろ 貴重な 日記を ありがとうございました

    御主人様 奥様 いつまでも 御元気でそして 仲良くおすごしくださいませ

    • sachi より:

      部矢 香世子さま
      コメントありがとうございます。

      ご主人様、胃全摘手術をされたとのこと、心中お察しします。
      主人は昨年の10月末で術後5年になりましたが
      昨日のことのように思い出され、未だに手術中待合室で待っていた時のことを思い出します。

      そして手術の成功、よかったですね。
      ご主人・奥様も安堵されたでしょうね。
      コロナ過で面会が出来なくて、本当にご心配だと思います。
      ご主人様も、奥様に会えなくて心細いでしょうね・・・

      胃を全摘した後の食事など、退院後の生活などのご心配、本当にわかります。
      私もいろいろな書籍を読みあさり、ネット検索したりもしたのですが
      なかなか求めている答えが見つからなかったので
      主人と私の体験を忠実にブログに残しておこうと思い書きました。

      >いずこも おなじで 男のひとは ほんとに ききわけが 子供以下のところがあって
      主人も相変わらず、ききわけがなく小さなもめ事が勃発します。
      でも主人の体の事を考えて、いろいろしているので
      やはりダメなことはしっかりと伝えていかないと思いながら心が折れることもありますが
      なんとか頑張っています。
      あの手・この手を使って、目の前ににんじんをぶら下げたりして頑張っています(笑)

      ブログにも書きましたが
      癌患者さんをささえる家族も、「家族は第二の患者」と言われています。
      私もどのように支えていけばよいのか、
      何をしてあげたらよいのかわからなくなったりして
      うつ状態になってしまったこともありました。
      そんな時に、病院の臨床心理士さんに教えてもらった地域の「癌患者と家族のサロン」に夫婦で出向き
      ヨガをしたり、癌の方、また支えられている家族の方とお話ししている間に
      とっても気持ちが軽くなってきたのを思い出します。
      癌患者を支える家族の心

      また親友に弱音を聞いてもらったり
      ピアノが好きなので、友人と連弾をしたりして
      自分の心がうれしくなることを取り入れつつ
      毎日主人に向き合ってきました。

      >私も 無理しないで 頑張って サポートしようと!! 思いました。
      癌って闘病生活が長いですよね。
      本当に無理しないで、ご自分を大切にしながら
      頑張ってくださいね。
      奥様の健康あっての、ご主人さまのサポートだと思うので。

      退院後ダンピング・低血糖などいろいろなことがありますが
      主人はお守りのように、いつも主治医に教えてもらった飴をポケットにしのばせています。

      どうぞいつまでもお元気で、ご夫婦仲良くお過ごしくださいね。

      17日、楽しみですね^^
      ご主人さま、きっと首を長くして待っておられるでしょうね。

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