胃全摘後の後遺症|食事時の詰まり解消法(旦那さんの場合)


胃ガンで胃を全摘した人を一番悩ませるのは、食事時のつまりです。つまるものは食品だけでなく、飲み物類もつまる事を知って驚きました。1日3度の食事のほかに、お茶を飲んだり、コーヒー、ジュースなどを飲む度にゴクゴク飲みほせない辛さは本人にだけしかわかるはずありません。
有料老人ホームの厨房でパートしている私が勉強したつまり解消法をご紹介します。




飲み物がつまるとは

胃を全摘した直後、水が喉につまるという現象に悩まされた旦那さん。
胃を全摘出した人はおおむね食道と十二指腸を小腸でつなぎます。そのつなぐのに用いられた小腸に食べ物・飲み物などがつまっているのかと想像しています。小腸は胃のように膨らまないため、ちょうどストローで飲み物を飲んだ後、ストローの途中に飲み物がつまった状態を見ることが出来ますが、人間の体の中でもその状態で飲み物が詰まっていると考えています。

とろみで飲み物のつまりを少し解消

旦那さんが胃を全摘して1年ほどの間に気が付いたことは、納豆、あんかけなどとろみのあるものは、比較的食べやすくつまらないということです。
汁物には片栗粉を入れてとろみ付けをしたりしていますが、お茶・コーヒー・ジュース類などに片栗粉でとろみを付けられません。特に冷たく冷やすと美味しいジュースには片栗粉でとろみは不可能ですね。

とろみエール
有料老人ホームの厨房では、嚥下困難な方には「とろみ」という物を使って、牛乳・お茶・コーヒー・お味噌汁などに「とろみ」を付けています。このことにヒントを得て「とろみ」を使えば「つまり」を予防できるのではないかと思い、早速薬局でとろみを購入しました。

とろみ入り味噌汁

とろみ付き味噌汁
定番のお豆腐と揚げと三つ葉のお味噌汁です。
術後揚げを短冊に切ると詰まるというので、賽の目に切っています。この日はいつもより少し大きめです。「とろみ」を入れると食べやすかったそうです。

焼き魚のお献立(かす汁)

焼き魚のお献立
胃を全摘した年に作った焼き魚のお献立にかす汁を合わせました。その時かす汁の酒粕のツブツブがどうしても詰まって食べにくいということで、昨年はかす汁はこの時だけでした。

手術から1年あまり経過したのでもう一度挑戦してみましたが、その時ほどは詰まらないようですが、やはり食べにくいということでしばらく作りませんでしたが、「とろみ」を入れてみようと思って少量の「とろみ」を入れると、食べやすくなったと言っていました。

ジュース・コーヒーなどの飲み物には、表示されている分量よりも少なめに入れるだけで飲みやすいようです。



「とろみ」に対する抵抗感

お味噌汁、かす汁に「とろみ」を入れたとき、はじめは入れたことを内緒で食べてもらっていました。いつものあんかけだと思って食べていた時の旦那さんは「美味しい、美味しい」の連呼でしたが、実は老人ホームで使っている「とろみ」を入れてみたといった瞬間から、気持ちが下がってしまい、あまり美味しく感じられなくなったようです。

旦那さんはただでさえ神経質な性格なので、「まだまだそんな年じゃない!」と思わせてしまったみたいで食べてくれなくなりました。

わが家の場合「とろみ」を使うときは、内緒で使わないとダメでしたね。もっと旦那さんの性格を考えてするべきでした。次使うときは何も言わないで使おうと思っています。

少しでも栄養を摂って欲しいという気持ちでいろいろなことを試してきた1年でしたが、これからまだまだ先は長いので無理のないように頑張りたいと思っています。

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